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経験や勘だけで決めていたことに対して、
絶対計算で算出して、適正な値をはじき出す
という手法を紹介している本。
各種行われている実験を
批判サイドの思惑などを解説しながら
絶対計算の有用性を説いている。
具体的には、”金融工学”みたいなものを、
ワインのおいしさとか、大リーグで活躍できるか、
などの予測に使ってみたって感じの内容。
へぇ~っていうものがあったり、
マーケティングに使えそうな考え方も書いてあったり、
読んでいて夢が拡がる一冊
数字とは過去を表現したり、分析するだけのものではなく、
”気づきを与える要素”
というのが適正なのだ、と教えてもらった。
失業率を下げるための、求職支援制度は有効かどうか?
ということも実証結果(絶対計算)が出ていた。
結論は、失業手当を賄って余りあるだけの税収が得られる
とのことでした。
求職支援を行うということは、失業手当を支払いつつ、
教育研修費用がかかりますが、
ただ給付を受けている人より早く職が決まることと、
給与所得を得たことによる所得税等の納付により、
逆に国には収入増となるんだとか。
ただバラ撒こうとしている某国の政権には、
この辺を参考にしていただきたいものだ。
(物事の本質を捉えるべき)
300ページを超える本ですが、内容が面白く、
ストレスは全く感じませんでした。
ちょっと普段とは発想を変えたい人は、
読んでみるとツンと来るものが見つかると思います。